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いじめから自分を守る

スマートフォンは、私たち多くにとって今やなくてはならないコミュニケーションのツールですが、同時に、その閉鎖性からか子供たちの間での「ネットいじめ」が、この5年で倍になっていると言われています*。いじめを受ける子供にとって、それがどれほどつらい体験なのか、容易く想像できるものではありません。時に、いじめを受けたことによって、自ら命を絶つ選択をするところまで追い込まれるケースもあります。大人になってからも、私たちの身の回りでこうした問題が無くなることはなく、職場や様々な場で、いじめやパワハラといった問題が起こっています。

私たちは、一体どのように、こうした問題に向き合ったらよいのでしょうか。既にこうした問題に、多くの専門家の方々が具体的な策を講じ、解消に向けて取り組んでこられています。ここでは、女性性と男性性という観点からメッセージをお届けしたいと思います。

いじめを受けていると感じている人の多くは、とても優しい方なのではないでしょうか。人の意見は受け止めなければならない、そして、批判を受けることがあったら自分が悪い・自分に落ち度があったからだ、と感じられる方が多いのではないでしょうか。そして、反省し、自分を責め、もしかすると自分を傷つけてしまっているのではないですか。私たちの内側に存在する男性性には、「自分を守る・危害を防ぐ」という性質があります。この男性性は、とても頼りになる力で、相手に仕返しをするのではなく、あくまでも自分を傷つけるものを阻止する力です。この男性性を磨くと、誰かが自分に辛辣な批判をしてきた時に、それが自分を傷つけるものだとしたら、バリアをはって受け取らない自分に許可を出すことができます。もしかすると、その状況から逃げる、勇気をもって誰かに支援を求める、という行動をとれるかもしれません。私たちは、信頼する人からの批判や、本当に意味のある指摘には耳を貸す必要がありますが、自分の芯を傷つけるような批判にはバリアをはり、受け取らないと決め、自分を守ることが必要なのです。

この「自分を守る・危害を防ぐ」という性質の男性性は、私たち全員の中に備わっています。この男性性を発動させるためには、すこしばかり練習が必要かもしれませんが、私たちが、いじめやパワハラが増えている今こそ、磨くべき大切な力のひとつといえます。いじめやパワハラを受けていると感じている方が、少しでも自分の中に眠る力に目覚めることができることを願っています。

*産経新聞10月22日より

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