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「見えぬけれどもあるんだよ」

明治生まれの天才詩人として知られる、金子みすゞさん。
素晴らしい数々の作品を残されていますが、その中に「星とたんぽぽ」*という美しい詩があります。

青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ

ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根は目にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ

初めてこの詩に触れたとき、とても大事な真実をそっと手渡されたような気持ちになりました。目には見えないけれど、私たちの周りは大事なものにあふれていることに気づかされます。目にはみえないけれど確かに存在する私たちの心の中の夢や願い。そして聴かれることを待ち望んでいる声。忙しい毎日の中で少しだけスピードを緩め、こうした目に見えない大切なものを感じ取ろうとすることは、人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。

私たちが内側にもつ女性性は、こうした目に見えないものを見る、聴く、感じ取ることを可能にします。私たちの男性性は、感じ取ったものを目に見えるようにする、形にする、実現することを可能にします。どちらも私たちに備わるパワフルな力です。

これからの時代、あなたが形にしたいことは何ですか。まだ目に見えなくともあなたの心にその種があるとしたらそれは何しょう。「見えぬけれどもあるんだよ」…金子みすゞさんが私たちにそう言っている、そんな風に感じます。

*「わたしと小鳥とすずと」JULA出版局より引用

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